2011年8月22日月曜日

石巻の現実

皆様こんにちは。主に毎月の予定をメインに記事を書いてきましたが、今回は僕も紹介記事を書いてみようと思います。

先月のことになるのですが、宮城県石巻市へと行ってきました。JR仙石線は未だに不通ですが、仙台から石巻へは高速バスが30分間隔(片道800円)で運行されていますので比較的容易にアクセスできることなどの理由から石巻を選ぶことにしました。

石巻駅のバス停に降り立った時の最初の感想は腐敗臭の酷さです。津波に限らず河川の氾濫等でも同じですが、一度でも床下以上の水に浸かると街は著しく不衛生になります。
場所によっては信号機が復旧していないため警察官(写真は千葉県警からの応援)による手信号による交通整理が実施されています。
様々な場所で瓦礫の中から仕分けられた思い出の品が置かれていて、持ち主との再会を待ち続けています。また雛人形やサッカーボールなどといった生活感のあるものが散乱しており、津波に襲われる瞬間まで日常の営為があったということを実感させます。
沿岸部の(秋刀魚を冷凍する)水産工場も津波による甚大な被害を受け、様々なものが押し流されています。また、冷凍されていた秋刀魚も流され全てが腐敗しました。現在ではほぼ全てが処分されましたが、今でも腐敗臭に満ちており多くのハエが飛びかっています。
主に石巻市街地のゴミの収集所です。手前の重機や奥の民家と大きさを比べると、圧倒的な瓦礫の量であることが分かります。道路の開通や捜索などのために、一時的に集めただけですので分別や最終的な処分方法などの予定は依然として決まっていません。
ボランティアや募金をすることも大切な事ですが、一人でも多くの人が立ち上がろうとする東北地方の現実を知り少し気に掛けるだけでも大きな復興の力になるのではないでしょうか。東北の文化を端的に紹介すると岩手県の詩人:宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」ではないでしょうか。我慢強さと取るに足る生活の美徳を表したものだと思いますが、福島原発をはじめとした人災的な被害に対して不満の声をあげることも必要であると思います。あくまでも私見ではありますが。





文:瀬良啓